今月半ばから発生したポルトガルの大規模火災。14日あたりからアヴェイロ地域の森林で延焼が始まり、国の北部と中部で広大な範囲で被害をもたらしている。
報道によればこの数日間で1万ヘクタール以上の面積が焼けており、消防士4人を含む7名がこの火災によって命を落としているという。
全国のみならず欧州各地からの応援もあって消防士5000人以上が動員されているものの、20日まではかなり危険な状態が続くと伝えられている。
17日にはアヴェイロ地域で活動しているジュヴェントゥージ・アカデミカの施設が火災の被害に遭い、スタジアムの一部が焼失したことが発表されている。
そして今回『SIC Noticias』によれば、火災の被害が大きいポルト地区、アヴェイロ地区、ヴィゼウ地区では今週末の試合を延期することが決まったという。
特にポルト地区とアヴェイロ地区では金曜日から日曜日にかけて煙や化学物質を吸引する可能性が高いとして保健当局から勧告を受けている状況であるとのこと。
FCポルトやブラガ、ファマリカンなど被害地域に近いクラブの練習ではときに濃い煙がトレーニング場に流れ込んでいたとも。
なお、プロリーグの試合は予定通り行われる予定となっており、そこでは火災による被害者に向けた黙祷が行われるという。