浦和レッズは29日、元日本代表MF原口元気を獲得したと発表した。
原口は1991年5月9日生まれの33歳。浦和のアカデミーで育ち、高校2年時にプロ契約。2009年に17歳11ヵ月3日のクラブ日本人最年少でJリーグ初ゴールを記録すると、プロ1年目から32試合に出場した。
浦和で成長を遂げ、2014年夏にドイツ1部のヘルタ・ベルリンへ完全移籍。出場機会を掴むためにアタッカーから万能型のサイドプレーヤーへと転身し、ブンデスリーガで戦える選手として存在価値を高めていった。
2018年のロシアワールドカップでは3試合にプレーし、ベルギー戦で見事な先制弾を記録。その後もドイツで活躍を続けていたが、2023年1月に移籍したシュトゥットガルトで昨季わずか2試合の出場にとどまり、シーズン終了後に退団していた。
おそらく欧州でのプレーも模索していたなかで決断した、10年ぶりの浦和復帰。原口のコメントは以下の通り。
「10年ぶりに浦和に帰ってきました。長い間、浦和を離れていましたが、再び浦和でプレーできることをとてもうれしく思います。そして、ファン・サポーターのみなさんと共に埼スタで闘えることを心から楽しみにしています。この10年間で、人としても選手としても成長することができました。ピッチ上で自分の価値を示し、チームを引っ張っていこうと思います。また、一緒に闘っていきましょう」
浦和は次戦、14日(土)にガンバ大阪とアウェイで対戦する。