アビスパ福岡は26日、U-18チームに所属するFW前田一翔とFWサニブラウン・アブデル・ハナンが、2025シーズンよりトップチームへ昇格することが内定したと発表した。

この夏、日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会でベスト4入りしたアビスパ福岡U-18。前田とサニブラウンはそれぞれ3ゴールと2ゴールを挙げてチームをけん引した。

前田は今季のプリンスリーグ九州1部でも得点ランキングトップの11ゴールを記録しているように、才能あふれる点取り屋。豊かなスピードにポストプレーの上手さなども光る万能型だ。

一方のサニブラウンは、先日のパリ五輪に出場した陸上選手サニブラウン・アブデル・ハキームの8学年下の弟。180cmを超える身長に高い身体能力を備え、空中戦の強さは目を見張るものがある。

アビスパ福岡にとって、U-18からトップチームへの直接昇格は2021年の森山公弥以来。2選手のコメントは以下の通りとなっている。

前田一翔

「来季からトップチームに昇格することになりました、前田一翔です。夢であったプロサッカー選手としてのキャリアを地元で小さい頃から応援していた大好きなクラブでスタートできることを大変嬉しく思います。

ここまで来ることが出来たのは、監督をはじめ今までご指導して下さった方々、共に練習をしてきたチームメイト、学校の先生や友達、いつも応援してくださるサポーターの方々、そしていつもそばにいてくれた家族など数えきれない支えがあってこそだと思っています。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。

これから自分の長所であるスピードとフィジカルの強さを生かして得点を量産してチームの勝利に貢献できるプレーヤーになれるように、そして支えてくれた方々への恩返しができるように精一杯頑張ります。

応援の程よろしくお願いします。」

サニブラウン・アブデル・ハナン

「この度トップチームに昇格する事になりましたサニブラウン アブデル ハナンです。

アビスパ福岡U-18に加入以来、サポートしてくれた家族、監督、コーチ、チームスタッフ、そして一緒に戦ってきたチームメイトに感謝を伝えたいと思います。そして、いつも応援に足を運んで下さるサポーターの方々には本当に力をいただきました。ありがとうございます。

自分のストロングポイントはジャンプ力やフィジカルを活かした競り合いとスピードです。

これからは甘えの効かない厳しい世界に挑戦していく事になります。まだまだ足りないところも多いので、日々のトレーニングを大切に、努力を重ねてレベルアップし、ウェリントン選手のようにチームのために体を張れる選手になってチームの勝利に貢献出来る選手に成長していきたいと思います。

今後とも応援よろしくお願い致します。」

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サニブラウンに関しては、“サニ”の名前にちなんだ?「32」の背番号を高校3年の今季も愛用中(通常は学年が上がるにつれて若い番号へと移っていく)。現在福岡のトップチームに32番の選手はいないため、もしかしたら来季プロでもこの番号をつけることになるかもしれない。

福岡の32番は2015年、冨安健洋が高校2年で初めてトップチームに2種登録された際につけた番号でもある。

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