「オレが決める!主役はオレだ!」を有言実行した熊本戦

※28,000人以上の大観衆を集めた九州ダービーで、保田がCK直接の同点弾を挙げるなど劇的な逆転勝利を挙げた第26節の熊本戦ハイライト。

取材直後、保田自身が「今季のターニングポイントになる」と言っていた第26節、大分はホームにロアッソ熊本を迎えた。九州ダービーにして、クラブ創設30周年記念マッチ「亀祭」と題したこの一大イベントは、28,359人の大観衆を集めた。

「オレが決める!主役はオレだ!」と、サポーターが目にする色紙に熱い想いを書き綴った保田は、1点ビハインドで迎えた87分、左CKを直接決める同点弾を挙げ、94分にはブラジル人DFペレイラによる劇的な逆転弾に繋がるプレーも披露。ゾーンに入ったかのようにピッチを縦横無尽に躍動し続け、チームに大きな勝利を呼び込んだ。

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攻撃でも守備でもまずは個での勝負で局面を優位に進めていく大型ボランチは、従来の日本人にはない、類まれなプレースタイルを磨き、現在も進化し続けていることが証明された。

保田堅心、世界を切り開け!

【プロフィール】

保田 堅心(やすだ けんしん)

2005年3月5日生まれ(19歳)
185cm/74kg
福岡県出身
ポジション:MF
所属:大分トリニータ

5歳からサッカーを始め、中学時代はサガン鳥栖U-15に所属。高校進学時に大分トリニータU-18へ加入し、高校2年生だった2021年8月に天皇杯でトップチームデビュー。2022年には公式戦12試合に出場し、翌年からの正式なトップ昇格を勝ち取った。2022年以降は世代別日本代表に招集されることが増え、2023年3月には飛び級で招集されたU-20日本代表として、『AFC U-20アジアカップ』に出場。同年5月から6月にかけて開催された『FIFA U-20W杯』の出場権獲得に貢献したものの、本大会のメンバーからは落選。2024年からは再びU-19日本代表に選出され、主力として活躍している。今季第27節終了現在、J2通算59試合出場6ゴール。

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