昨季はマンチェスター・シティと優勝争いを繰り広げたアーセナル。今季はタイトル候補の一角として開幕からマークされる立場となっている。
この冬にはリッカルド・カラフィオーリを獲得し、ダビド・ラヤを完全移籍に切り替えたが、その他には目立った補強は行われていない。
そのため今後8月いっぱいは何らかの補強を狙っていくものと考えられているが、その一方で選手放出の噂も流れている。
その一人が現在怪我で離脱している日本代表DF冨安健洋。いくつかのメディアが放出の噂を流していたが、今のところは具体的な動きに至ってはいない。
『arsenalinsider』によれば、冨安健洋のアーセナルにおける立場は現在以下の通りとなっているという。
「25歳になった冨安健洋はその気質と多才さからミケル・アルテタ監督に大いに好かれている。しかしながら、スターティングメンバーと見做されていないことは明らかである。
そうはいっても、冨安健洋の観点から見れば彼はアーセナルから離れるという意思を全く見せておらず、自身の役割について動揺している兆候も見られないように考えられている。
彼の立場はある程度明確になっているが、アーセナルが彼を放出するつもりだとメディアが報じていることから、憶測が消えることはないだろう。
試合に出られるコンディションになるまでに時間がかかる冨安健洋に対して、アーセナルは『オファーは受け入れる』方針であるという。
ただ、この日本人選手がアーセナルでどれだけ高く評価されているかを考えれば、彼がこの夏にチームを去ったら驚きでしかない。彼がもたらす選手層の厚みは欠かせないものであることが証明されているからだ」
なお、『arsenalinsider』の情報筋によれば、アーセナルは冨安健洋よりもキーラン・ティアニー、オレクサンドル・ジンチェンコ、ヤクブ・キヴィオルを放出したいと考えているという。
守備の厚みはミケル・アルテタ監督が常々求めているものでもあり、昨季苦しんでいた部分でもあったため、どのポジションでも使える冨安健洋が放出される可能性は低いだろうと分析しているようだ。