アーセナルは29日にボローニャからイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリを獲得したと発表した。
背番号は33番に決定。移籍金は4200万ポンド(83.1億円)プラスボーナスとされている。
今夏のEUROで評価を高めた22歳のカラフィオーリは、センターバックと左サイドバックをこなせる選手だ。
『The Athletic』は、アーセナルが彼を獲得した理由についてこう伝えている。
「アーセナルは2023年末から新しい左SBを探していた。2023-24シーズンは守備に問題を抱えてスタートした。
(中略)冨安健洋は怪我に苦しんだ。(中略)
ミケル・アルテタ監督は、フィットしたディフェンダー8人を擁することを好んでいるが、昨季の大半はその目標には程遠かった。
シーズン中、左SBは継続性の欠如に苦しんだ。チームは調子とフィットネスの問題に対処するため入れ替えを繰り返した。
オレクサンドル・ジンチェンコ、冨安、ヤクブ・キヴィオルが様々な局面で役割を担った。
冨安はこのポジションを確保するために最も強力な根拠を示したが、(膝の問題で)今夏のアメリカツアーを欠場したことは、アーセナルでの彼の時間を台無しにしたケガの問題を物語っている。
左SB探しは一筋縄ではいかなかった。アルテタ監督がこのポジションに求めるものは特殊だ。
そして、アルテタ監督は、理想的な選手としてカラフィオーリに白羽の矢を立てた。彼は大喜びだった。他からの関心にもかかわらず、カラフィオーリのアーセナル入団への決意が揺らぐことはなかった」
冨安は昨季終盤に左SBのレギュラーを掴み取った。ただ、これまでも怪我に苦しんできた彼はまた負傷に悩まされることになった。
それもカラフィオーリ獲得の遠因になったようだ。