J3のSC相模原は2日、J1柏レイソルの元日本代表FW武藤雄樹を完全移籍で獲得したと発表した。同クラブがホームタウンに設定する神奈川県座間市出身のストライカーは、慣れ親しんだ故郷での活躍を誓った。
元日本代表ストライカーがJ3に初挑戦する。これまでJ1で320試合55得点を挙げた武藤は、2015年に開催されたEAFF東アジアカップ2015に出場する日本代表メンバーに選出され、北朝鮮戦、中国戦で得点を挙げて日本代表通算2試合2得点を記録した。
オ絶妙なタイミングで相手DFの裏を突くオフザボールの動き出し、相手のDFラインを崩壊させるラインブレイク、早いボールでも枠内へシュートを飛ばす優れたワンタッチ感覚などを持ち合わせる泥臭い点取り屋であり、ベガルタ仙台、浦和レッズで活躍してきた。
ただ今季柏でリーグ戦3試合のみと出場機会に苦しんでいたが、今夏に故郷のクラブへの移籍を決断した。
武藤はクラブのリリースを通じて
「はじめまして、武藤雄樹です。僕の地元、座間市がホームタウンでもある、SC相模原に加入できることを大変嬉しく思っています。J2昇格、そして子どもの頃から育った町を盛り上げられるように全力で戦います。共に熱くなりましょう」
と活躍を誓った。
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相模原は現在J2昇格プレーオフ圏内の6位に位置しており、自動昇格圏2位のFC今治との勝点差が6点も離れている状況だ。2021年シーズン以来のJ2復帰に向けて元日本代表の活躍が期待される。