英2部のブラックバーン・ローヴァーズは31日、サンフレッチェ広島からFW大橋祐紀(27)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約は2027年夏までの3年間で1年間のオプション付き。移籍金は非公開とのこと。

同クラブの公式サイトには大橋のコメントが掲載されており、「サッカーを始めた時からイングランドでプレーしたいと思っていました。イングランドはサッカーの国ですから、このクラブのためにベストを尽くします」と喜びを語った。

また、大橋はイングランドの伝説的な選手でブラックバーンOBでもあるアラン・シアラーの名前を挙げ、「シアラー氏のことはよく知っています。彼はビッグ、ビッグレジェンドです!」と賞賛。「たくさんゴールを決めたいし、チームの勝利に貢献したい」と付け加えた。

ブラックバーンは1875年に創設された古豪で、1994-95シーズンにはプレミアリーグを制したことでも知られる。1992-93シーズンに新設されたプレミアは初年度からマンチェスター・ユナイテッドが2連覇しており、ブラックバーンが2クラブ目の優勝クラブとなった。

ただ2011-12シーズンの降格を最後にプレミアリーグから遠ざかっており、今季もチャンピオンシップ(2部)で戦うことになる。

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広島の公式サイトには、退団にいたった思いが綴られている。

「全てのタイトルを目指せるこの上ない幸せな状況のなか、チームを離れる決断をしてしまいましたこと、誠に申し訳ありません。とても難しい決断でしたが、海外でサッカーを学び成長していくことは、選手として生きる僕にとって“目標”のひとつでありました。また年齢的にも最後のチャンスになると思い、挑戦の道を選ぶことにしました。

力不足な姿をお見せすることも多々ありましたが、いつも熱い応援で支えてくださるファン・サポーターの皆様、そして素晴らしい選手が集まるなか、こんな自分を起用してくれた監督、スタッフにも心から感謝しております。紫に染まる圧巻のエディオンピースウイング広島のもと、最高のチームメートと共にサンフレッチェ広島でプレーできた約半年間は僕にとって本当に幸せな時間でした。

これからも皆様に応援していただけるような、ストライカーを目指し、全てを出しきって頑張ってきます。今後とも変わらぬ応援をどうぞよろしくお願いいたします」

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