浦和レッズに所属する元日本代表FW興梠慎三(38)が31日、今季限りでの現役引退を発表した。
興梠は宮崎県の鵬翔高から2005年に鹿島アントラーズでプロ入り。2013年に浦和へ移籍し、2度のACL制覇などJリーグ屈指のストライカーとしてその地位を確立した。
日本代表には2008年に初招集されデビューを飾ったものの定着できず。しかし国内での長年の結果が評価され、2016年のリオ五輪にはオーバーエイジとして参戦した。
J1の通算168得点は大久保嘉人の191得点に次いで歴代2位。9年連続二桁得点、J1最長の18年連続得点、ACL日本人最多の27得点など多くの金字塔を打ち立ててきたが、プロ20年目の節目となった今季はリーグ15試合1得点にとどまっていた。
38歳の誕生日を迎えたこの日、埼玉スタジアムで会見を行った興梠は、「今年で現役を引退することを決断しました」と報告。今後については「いずれは監督の道に進みたい」と語っている。