シント=トロイデンは8日、パリ五輪のU-23日本代表に選出された山本理仁と藤田譲瑠チマの記者会見を実施した。
この会見には、立石敬之CEOも出席。同クラブの鈴木彩艶が五輪メンバー外となった点について、移籍の現状などを含め尋ねられると以下のように答えた。
「会見で山本(昌邦)さんも仰っていましたけど、ちょうどこの6月7月8月というのはデリケート(な時期)で。移籍もそうでしょうし、新しい監督が来たりと、各クラブでの事情があると思います。
鈴木彩艶に関しては、そうですね。いろんなバランスを取っていただいたんだと思いますけど、最終的にはJFAの判断で選考外ということになっています。
正直、何も確定してない中で判断していただいたということで、代表チームにとってもすごく難しい判断になったと思います。ですので、私たちが今持っている移籍などの情報をお渡ししたうえで、代表チームが判断したということです。
移籍が決まっているとか、現段階ではそういうことではないです」
パリ五輪の登録メンバー18名は、怪我や病気の場合のみバックアップメンバーとの入れ替えが可能となる。
鈴木移籍に関して、現状でも移籍が決定したわけではないが、仮に移籍先クラブがパリ五輪出場を認めなかった場合、鈴木は参加できず。さらに別の選手も登録することができなくなったしまうため、やはりそのリスクを回避するためにメンバー外になったということのようだ。
世代屈指の逸材ながらパリ五輪メンバー18名に含まれなかった海外日本人11名
大岩剛監督率いるU-23日本代表は、7月17日に現地でU-23フランス代表と対戦し、24日からパリ五輪のグループステージに臨む。