『3連覇させてたまるか』に立ち向かった前半戦
アルテリーヴォ和歌山の監督に就任してから関西リーグを2連覇してきた海津英志監督は、試合後のインタビューで以下のように語っていた。
「前節レイジェンド滋賀さんに負けて、逆に選手たちもこれをいい機会にしようと意識して、これまで以上に取り組んできた結果が前半に出たと思います。
暑さもありましたが、これくらいの気温は今後の夏で戦っていかなければいけないものです。去年も国体に出場したときはもっと暑かったですしね。
また今週は水、木、金と本当に暑かったので、『いつもやっている暑さやん』という感じでしたね。慣れていたので、最初からどんどん行くぞと。
(前半戦は選手の配置、フォーメーション含めて海津監督もいろいろ試しながらの7試合だったように思いますが…)今季はいろいろな可能性がある選手が入ってきました。
色々な組み合わせで色々なことを試しながら、最後の地域サッカーチャンピオンズリーグのことも視野に入れてきました。
2~3人の選手が抜けたら落ちてしまうのではなく、誰が出てもチーム力が変わらない形を目標にしているので、前半戦は本当に試しながらやってきたという感じはありましたね。
(今週どうなるかはまだわかりませんが、前半戦の関西リーグは得失点差が拮抗していて、チームの格差が少ないですね)そうですね、どのチームも強化しています。
特にアルテリーヴォに対しては誰もが『絶対に3連覇させてたまるか』という思いで向かってきますからね。今年は特に相手の意気込みが全然違いました。
その中でもなんとか首位で折り返したという部分は、選手がすごく頑張ってくれたと思います。
後半戦は、確実に勝点3をとっていくことが大事になってくる。良いサッカーを目指す部分はありますが、それを勝利に結びつけるためには基本的なことが大切です。
本当に泥臭いことをチーム全体で取り組んで、一つに団結して、相手よりもとにかく1点でも多く取って、勝点3をとる。それを一戦一戦積み重ねていくこと。
関西リーグはこのあたりまでいつも混戦なので(笑)。ちょっとしたところの差で決まると思います」