かつて日本代表として活躍した中田英寿氏。
29歳という若さで現役を引退した後は各地を飛び回って精力的に活動している。そのヒデがビーズの稲葉浩志さんとYouTubeで対談した。
ヒデが57歳で現役を続けるカズこと三浦知良について触れる場面もあった。
「やめて18年経ってるけれど、今でもチャリティマッチとか引退試合とかに呼ばれるわけですよ。もう自分が思い通りに動けないことは分かっているから断るんですね。もう出ませんと。
楽しいんですよ、出れば。だけど、できないことに対するジレンマがすごい多くて。その時点でもう嫌なんですよ(笑)
だって、僕らの場合、チャリティマッチっていっても、下手したら5万人収容で世界何十か国に放送とかありますからね。
(凄い選手たちが)集まって、だけど、なかにはすごいデブなやつとかもう動けないやつがいるんですよ。(引退したから動けないというのが)それが嫌で。
僕らなんかだとやっぱり動けるかどうかっていうところでもう限界がある。
(稲葉:アスリートの方って他のどの仕事よりも爆発的にフィジカルに負担かける仕事じゃないですか。普通ありえない負担をかけるじゃないですか。それを小さい時からやっていて、思春期や体がベストな20代とか、皆さんやられてて、当然そんなの一生できないじゃないですか、その状態を)
いやぁ、だから、カズさんって僕の10歳年上なんですけど、あの歳で20代の若者と一緒に練習してることが信じられないです…(笑)もう本当に。(自分なら?)練習でただ一緒に動いてるだけでも無理みたいな」
カズが現役を続けていることに驚嘆しているようだ。
そんなヒデは、歌手の人達が年齢を重ねるなかで自分の限界をどう感じるかに興味を抱いていた模様。
稲葉さんは、若い頃のように音域が出ないこともあるが、キーを変えることに恥ずかしい思いはなく(キーを変えること自体あまりないが)、無理やり頑張って歌って歌詞が人に伝わらないほうが嫌だそう。また、キーに関しては、その時(年齢)の自分のベストなキーで歌うべきという話もしていた。