城福体制、若手の台頭でJ1に返り咲く

ヴェルディが再び上昇のきっかけを掴んだのは、2022年6月の城福浩監督の就任と若手の台頭だった。

城福監督が戦術的な規律を植え付け、2023年はJ2でリーグ最少の31失点と堅守を構築。6得点を決めたFW染野唯月をはじめ、20代前半の若手が起用に応えた。

年間3位でJ1昇格プレーオフに進出。決勝では清水エスパルスを相手に後半アディショナルタイムのPKで同点に追いつき、劇的に16年ぶりの昇格を決めた。

今季は18試合終了時点で5勝4敗9分で11位。失点が30と4番目に多いのが気がかりだが、引き分けがリーグ最多で粘り強い戦いはできている。堅守の再構築がJ1残留の鍵を握る。

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