日本代表は11日、ワールドカップ2次予選でシリアと対戦し、5-0で完勝。グループ全勝・無失点での最終予選進出を決めた。

今年オープンしたエディオンピースウイング広島での初の代表戦となった一戦。“古巣”広島へ帰ってきた森保一監督は、この試合でもミャンマー戦と同じ3バックのシステムを採用した。

GKは大迫敬介。DFは右から冨安健洋、板倉滉、町田浩樹。中盤の底に遠藤航と田中碧が立ち、ウィングバックは右に堂安律、左に中村敬斗。シャドーの右に久保建英、左に南野拓実が入り、1トップは上田綺世が務めた。

対するシリアは前の試合、グループ2位を争う北朝鮮を相手に劇的敗戦。日本戦引き分け以下であれば敗退濃厚なため引いてスペースを埋めてくるかと思われたが、4-4-2のシステムで真っ向勝負を挑んできた。

日本は13分、好調中村のクロスから、9番を背負う上田のヘディングシュートで先制。

19分には、10番の堂安が左足を振り抜くとDFの間を抜けた鋭いボールがニアサイドに突き刺さり、リードを早くも2点に広げる。

さらに22分、久保のパスを相手選手がカットしたボールがゴールマウスに吸い込まれ、攻撃的な新システム採用の日本が前半で3点リードを奪った。

日本は後半から中村に代えて伊藤洋輝を投入。伊藤が左サイドバックに入る形でシステムを4-2-3-1へ変更する。

73分、地元広島の川村拓夢が入り場内が大歓声に包まれた直後、11番の相馬勇紀が自ら獲得したPKを決めて4点差とした日本。

最後の交代でGK大迫に代えて谷晃生が出場し、85分には8番の南野がダメ押し点を決めてシリアを突き放した。

adidasと契約していないのに「日本代表の10番」をつけた8名の選手

日本が8大会連続のワールドカップ出場をかけて臨むアジア最終予選は、今年9月からスタートする。

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