デンマークのブレンビーで活躍を見せた鈴木唯人。

22歳の彼はパリオリンピック世代だが、クラブ側に派遣義務がないため本大会出場は厳しい見通しだ。

先日、日本代表のナショナルチームダイレクターである山本昌邦氏は「鈴木唯人と久保建英、この二人に関しては長い時間をかけて丁寧にクラブとのやり取りをしてきました。彼らに関しては、FIFAルールで定められたスケジュール以外での代表招集はできません。クラブがそのような結論に至っています」と発言。実際、鈴木は30日に発表されるU-23代表ではなく、フル代表のほうに招集された。

ただ、デンマーク紙『Tipsbladet』は、山本NDの発言を伝えつつ、「ブレンビーは鈴木の五輪出場について明確な発表をする準備は整っていない」とも報じている。

ブレンビーの広報部長が「今夏のオリンピックは国内リーグの再開(開幕)と重要な欧州予選と重なっているが、我々はメディアを通してではなく、日本サッカー協会と直接対話をしている」と語ったという。

パリ五輪に出られないことが決定している最強の5人

パリオリンピックのサッカーは7月24日から8月10日に行われる。一方、デンマークリーグは例年7月中旬に開幕するほか、ブレンビーはUEFAカンファレンスリーグの予選も戦う。現実的には鈴木の五輪出場は厳しいはずだが、果たして。

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