オーストラリア・AリーグのマッカーサーFCに所属している選手ら3名が、サッカー賭博に関わる不正行為で逮捕されたとのこと。
『ABC』によれば、逮捕されたのはマッカーサーFCに所属している元メキシコ代表MFウリセス・ダビラらであるそう。
記事によれば、不正行為が行なわれていたのは11月24日から12月9日までに開催された試合。
ダビラは11月24日のメルボルン・ヴィクトリー戦、12月9日のシドニーFC戦で意図的にイエローカードを受ける行為を試みていた可能性があるという。
南米在住の何者かから依頼を受け、ダビラらは試合の特定の時間においてイエローカードを受けることによって賭博の結果を操作しようとしていた疑いがあるとのこと。
また、ダビラらは4月20日から5月4日までの間に行なわれた試合でもイエローカードの枚数をコントロールしようとしていたものの、それについては失敗していたそう。
ダビラらはサッカーの結果を固定しようとする違法行為に関与した容疑で金曜日の朝に逮捕されているとのこと。また1名の選手が他にも事情聴取を受けているものの、その名前については明かされていない。
また報道によれば逮捕された選手たちは本日のうちに保釈される予定であるとのことだ。
ウリセス・ダビラは2011年のトゥーロン国際大会とU-20ワールドカップで大活躍したメキシコ代表選手で、その後チェルシーに移籍して大きな話題になった攻撃的MF。
その後フィテッセ、サバデル、コルドバ、テネリフェなどへと期限付き移籍を繰り返し、最終的にはチェルシーで1試合も出場することなく退団している。
それからはサントス・ラグーナを経てインド、オーストラリアでプレーしており、マッカーサーFCでは10番のキャプテンとして長く活躍してきた。今季も25試合で9ゴールを決めており、中心的な存在になっている。