今後加入する可能性がある秘密兵器

インドネシア協会が短期目標に設定している「2026年ワールドカップ二次予選でベトナム撃破、2024年U23アジアカップのGL突破、年末のAFF三菱電機カップ(東南アジア最強を決める地域連盟選手権)初優勝」を達成するために、インドネシアは秘密兵器の招集に力を入れている。

秘密兵器とはイタリア・セリエAで166試合に出場したインテルGKエミル・アウデロであり、インドネシアのマタラムでインドネシア人の父とイタリア人の母の元に生まれた守護神の招集に力を入れている。

アウデロの去就は現状不透明ではあるが、インドネシア代表に加わる可能性が高いと報じるメディアも存在する。イタリアで優れた能力を発揮するGKが加われば、アジアの勢力図が大きく変わる可能性がある。

実際にプレミアリーグで38試合に出場したフィリピン代表GKニール・エザリッジの活躍もあって2019年のアジアカップ初出場と結果につなげたケースもあるため、フィールドプレイヤーが豊富でGKというピースが欠けているインドネシアにとってアウデロの補強は劇的な変化を与える可能性がある。

今後は海外にルーツを持つ選手の補強と並行して国内育成を強化しなければならないが、U23アジアカップでオーストラリアに決勝弾を挙げたMFコマン・トゥグのようにインドネシア出身の国産選手の躍動も見られるため、未来は明るいかもしれない。

アジア杯から見たアジアサッカーの発展。発展途上国の底上げにより競争激化へ

U-23インドネシア代表のU23アジアカップGL突破がかかるU-23ヨルダン代表戦は、22日午前0時30分に行われる。進化の歩みを止めないインドネシアのサッカーから目が離せない。

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