Jリーグの“オリジナル10”である清水エスパルスの新スタジアム整備計画が静岡県静岡市で進んでいる。
清水のホーム、IAIスタジアム日本平はJリーグの歴史とともに歩んできたサッカー専用スタジアム。天気の良い日にはバックスタンドの奥に富士山を望むことができる名物スタジアムとして知られる。
しかし、リーグの施設基準におけるB等級をいずれも満たしておらず、アクセスの悪さを指摘されることも多い。
そこで、静岡市は日本平の改修とともに、JR清水駅東口のENEOS(エネオス)製油所跡地での新スタジアム建設を検討してきた。
3月26日には昨年から行われていた調査の最終報告を公表。『静岡放送(SBS)』が伝えている。
静岡市の難波喬司市長は会見の中で、IAIスタジアム日本平での再整備をおよそ148億円、製油所跡地での建て替えをおよそ236億円と見積もったことを報告。
そのうえで、地域活性化という意味においても「将来のことを考えると(清水駅)東口に作ることが現実的というか望ましいと思いますから、何としてもそちらに向けて努力したいと思っています」と、“駅近”での新設という形でスタジアム整備を目指すと明言した。
ただ、清水駅東口での新設の場合も市の負担は日本平での再整備と同じ148億円規模を想定しており、「民間投資が必要不可欠」としている。
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静岡市は今後民間からの投資を募りつつ事業手法や採算性を検討。すでに数社が興味を持っており、1年以内に新設か改修かの結論を出す予定だという。