スイス1部セルヴェットFCに所属する元日本代表FW西村拓真が17日に行われた国内リーグ戦で2ゴールを決めた。

西村は今年2月に横浜F・マリノスから期限付きで加入。当初は登録に関する問題で出場できないトラブルに見舞われたが、今やチームに欠かせない選手となっている。

この日も第28節FCルツェルン戦に常本佳吾と揃って先発出場し、試合開始からわずか37秒で先制ゴールを決めた(動画21秒から)。

41分には味方が獲得したPKを決めて2点目(動画2分20秒から)。これで西村は加入4試合3得点(公式戦4得点)となった。

チームはその後追い付かれ、敵地で2-2と引き分け。14日にUEFAカンファレンスリーグの激闘を終えたばかりで疲労は否めなかったが、西村は現地紙『blick』で「2ゴールを決め、良いパスもたくさん出した」と高評価だった。

また勝点1差で首位だったヤングボーイズが他会場で敗れたため、チームは勝点54で首位に並んだ(得失点差で2位)。

ヤングボーイズは直近6シーズン5度の優勝を誇る絶対王者で、今季も第6節以降首位を維持している。その相手に、元鹿島アントラーズ指揮官レネ・ヴァイラー監督が率いるセルヴェッテは後半になって調子を上げており、28試合目にして捉えた形だ。

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セルヴェットはリーグ17回の優勝を誇る古豪(ヤングボーイズは現在16回)だが、1998-99シーズンを最後にリーグ制覇から遠ざかっている。西村、常本と共に25年ぶりの優勝を勝ち取れば歴史に残るシーズンになるだろう。

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