ケニア・プレミアリーグのKCB(ケニア・コマーシャル・バンクSC)でプレーしているGKブライアン・オランゴが、誘拐事件に遭遇して入院することになったようだ。
ブライアン・オランゴは今年20歳になる若手ゴールキーパーで、KCBでは昨季チームを5位に導くなど活躍を見せた選手だという。
『kenyanreport』によれば、彼は3月9日の土曜日夕方に「元チームメイトと会いに行く」として家を出たとのこと。
その後首都ナイロビのエンバカシという場所で友人や元チームメイトと会合を行ったあと、妻の携帯電話に「自分は危険な場所にいる」というメッセージを送信し、行方がわからなくなったそう。
通報を受けた警察はオランゴの銀行口座を凍結し、さらに携帯電話の電波を追跡したものの、それがとぎれとぎれだったことから正確には判明せず、状況が不安視されていた。
ただ最終的には11日の夜にオランゴの携帯電話から「解放された」というテキストメッセージが届き、ナイロビ南部のンゴング・フォレスト自然保護区で発見されたとのこと。
オランゴはショッピングモール付近でケニア人2人、ナイジェリア人1名の男性グループに誘拐され、その後拷問を受けたそう。
頭や肩に怪我を負い、さらに太腿にはナイフで刺された傷があったとのことだが、幸運にも命に別状はなかったそうだ。
なお現在ブライアン・オランゴはナイロビにあるラディアント病院に入院して治療を受けているという。