ケニアリーグ初の日本人選手となった草場勇斗が、「ミトマ」と紹介されているようだ。
草場勇斗はかつて「FOOT×BRAIN」にも出演した日本人ストライカー。桃山学院大学を卒業後、関西サッカーリーグのEASY02明石(後に岡崎慎司らが経営する会社によって買収され、FC BASARA HYOGOと改名された)でプレーした。
そして昨年アフリカへと渡り、4部のFCゼンシンというクラブに加入。そこで活躍したことで8月には1部の強豪ナイロビ・シティ・スターズに移籍している。
ただ、この段階でFIFAの国際移籍マッチングシステム(TMS)におけるガイドラインを満たしていなかった(おそらく1シーズンにプレーしたクラブが3つ目となるため。ルールでは最大2つと定められている)。
そのため草場勇斗は4ヶ月に渡って選手登録ができない状況になっていたが、この1月になってようやくプレーする権利が与えられたとのこと。
ナイロビ・シティ・スターズのCEOを務めるパトリック・コリアーは『Pulse Sports』に対して「ユウトが戻ってきて、一緒にトレーニングをしてくれている。1月1日にマーケットが開いて以来、我々は彼の状況を解決するために動いてきた」と話したという。
また、「彼は前線に競争をもたらしてくれる。みんなゴールを決めてくれているが、さらなる厳しさを持つ競争だ。FCタランタ戦のようにチャンスを4回も無駄にする試合は、ユウトがいれば起こることはないだろう」とも語ったそう。
ナイロビ・シティ・スターズは17試合で25ゴールとリーグ最高の攻撃力を誇っているが、FCゼンシンでの11試合で8ゴールを決めた草場勇斗の存在に大きな期待を寄せているようだ。
そしてこの『Pulse Sports』の記事では「ブライトンのウインガーである三笘薫と比較される草場勇斗」とも紹介されている。ケニアでも三笘薫は大人気であること、さらに草場勇斗の評価の高さが見て取れる。