橋岡大樹が加入したルートン・タウンでキャプテンを務めるDFトム・ロックヤー。

29歳の彼はプレミアリーグ昇格を決めた5月の試合で倒れた後に心臓の手術を受けた。その後、復帰したものの、昨年末に行われたアウェイでのボーンマス戦でも心停止を起こした。植込み型除細動器を装着する手術を受けた彼は「厳密に言えば、心停止後の2分40秒ほど自分は死んでいた」と語っており、それ以降はピッチから遠ざかっている。

そのボーンマス戦は打ち切りとなったが、14日に再試合が行われる。『BBC』によれば、ロックヤーは命を救ってくれた医療従事者への感謝を示すためにこの試合に出席するという。ルートンのロブ・エドワーズ監督はこう話している。

「彼らは本当のヒーローだ。たかがサッカーだし、もっと大事なことがある。ただ、彼らが最もプレッシャーがかかる場面でやってくれたことは信じられないものだった。彼らは注目と愛情を受けるに値する。本当に難しい経験だった。大事なのは今のロックスが無事であること。そして、心肺蘇生法や緊急時にするべきことを知っておくことの重要性をより多くの人に周知することで、良い結果につながったという明るい兆しが見えている」

ボーンマスのアンドニ・イラオーラ監督も「最も重要なのは、彼がすごくよくなったこと。順調に回復していることを知り、嬉しく思う。私たちが彼に会うことができれば、それは素晴らしいことだ。元気でいることを知ることができて嬉しい」とロックヤーとの再会を楽しみにしているそう。

心臓の病気から生き延びたサッカー選手たち

ルートンからボーンマスは往復で380キロほどの距離がある。ボーンマスのファンたちは遠征するルートンファンたちのために4台のバスを手配するための2000ポンド(37.7万円)を集めたそう。

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