現在ジョゼップ・グアルディオラ監督が率いているマンチェスター・シティで活躍を続けているベルギー代表MFケヴィン・デ・ブライネ。
一撃必殺のクロスボールやスルーパスに加えて運動量やスピード、フィジカルまで備えた世界最高クラスの司令塔である。
どんなクラブのどんな指揮官でも欲しがるような選手であるように思えるが、なんと当のジョゼップ・グアルディオラ監督が「ケヴィン・デ・ブライネはいらない」と言っていた時代があるという。
『Sport』によれば、それを明かしたのはかつてマンチェスター・シティで長くプレーしていたブラジル人MFフェルナンジーニョであるそう。
彼は今回元ブラジル代表選手のデニウソンがMCを務める「デニウソン・ショー」に出演し、バイエルン時代の話を明かしたとのこと。
「ジョゼップ・グアルディオラがバイエルン・ミュンヘンにいたころ、ケヴィン・デ・ブライネはまだヴォルフスブルクにいた。
そしてバイエルンのスカウト部門がグアルディオラに対して言ったそうだ。『ケヴィン・デ・ブライネをここに連れてきたらどうだろうか?』と。
しかし、グアルディオラはそれに対して『いや、彼はいらない。我々のチームには合わないと思う』と答え、獲得しないことを決断していた」
ただ、バイエルンでデ・ブライネを拒否した1年後、ジョゼップ・グアルディオラ監督はマンチェスター・シティへと移籍。
そしてケヴィン・デ・ブライネを加入当初から中心選手として起用している。バイエルン時代の戦術には合わなかったが、シティであれば起用できると柔軟に判断した…ということだろうか。