アジアカップで準々決勝敗退に終わった日本代表。イランに1-2で敗れた一戦では、パワープレーへの弱さを露呈した。

そうしたなか、元日本代表の前園真聖さんは、フジテレビ系列の『ワイドナショー』でこう話していた。

「相手がしっかりとサッカーをやってくる(場合)、いわゆるボールをつないで組み立ててくるチームには日本は強いんですよ。それはがっぷり四つに組めるので。

でも、日本が嫌がるのは、(イランのように)ロングボールを蹴ってくること。相手がパスをつながないで、ロングボールを蹴ってくる。相手の選手は高さがあって、フィジカルが強い、パワープレーでくると日本は弱さが全面に出てしまう。

ある程度、それは想定内だったので、そこで負けているんだったら、もう少し守備を固める(とか)。前の選手を先に交代したんですね、日本は。攻撃がうまくいかなかったから、というのはあると思うんだけども。それ以前にしっかりとディフェンスで跳ね返して、つなげなかったんですよ。そこの選手を代えてあげると前の選手にもしっかりボールが来るから、僕は逆だったと思ってるんですよ。

この交代も…前のバーレーン戦も全く同じ形の交代なんですよ。同じ選手を2人同じタイミングで同じくらいの時間帯に代えているんですよ。ということは、ある程度決め打ちをしていると思うんですよ。流れとか状況は関係なく、ある程度監督の(頭の)なかにあって。この2人を代えると攻撃や流れが変わっていくから入れようと。でも、この試合に関しては、僕はそこではなかったと。

板倉滉選手はコンディションがトップではなかったけれど、守備の要で必要だった。彼は前半の早い時間帯でイエローカードを貰ってるんですよ。DFがイエローカードを貰うことは、次に激しく行ってしまうと退場のリスクがあるわけですよ。彼はそれをずっと抱えながらプレーしているんですよ。本当は厳しくタイトに行く場面があったけど、そこでファウルになったら自分は退場にさせられて数的不利になる。そういう選手がいたにもかかわらず…もう少し上手くそういう選手を代えてあげることもできたと思う」

森保一監督はイラン戦の後半22分に前田大然と久保建英に代えて、南野拓実と三笘薫を投入。バーレーン戦でも後半23分に南野と三笘を途中投入している。

前園さんは、攻撃の選手ではなく、守備の交代をすべきだったと感じたようだ。実際、森保一監督も交代カードをうまく切れなかったと責任を認めており、前園さんは「自分で仰ってますからね!認めてらっしゃいますから」と語気を強めつつ話していた。

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なんでも司会の東野幸治さんによれば、前園さんは持ち込みでイラン戦についてどうしても喋らせてほしいと訴えていたそう。

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