プレミアリーグでも問題になってきた選手による亜酸化窒素(笑気ガス)の吸引。

『The Sun』によれば、あるプレミアリーグのスターが笑気ガス中毒でリハビリ施設に通う初のサッカー選手になったという(氏名非公表)。

英国では昨年11月に法律が改正され、笑気ガスは規制薬物となり、吸入のための所持は刑事罰の対象になった。

当該選手は昨年末に車に同乗していた際、警察によって数十本の笑気ガス容器が発見されたものの、誰のものか証明できなかったため、事件化せず。ただ、心配した家族がクラブに助けを求め、リハビリを行うことになった。関係者はこう話している。

「家族が気づき、クラブに助けを求めた。キャリアを守りたいのであれば、専門の入所施設に行き、助けを借りなければならないと言われた。

基本的にはアルコールや他の薬物に依存した場合と同じようにデトックスを受けている。

亜酸化窒素中毒で治療を受けたプレミアリーグ選手は彼が初めてだが、選手間で使用が蔓延していることを考えると、彼で最後になることはないだろう。

あるプレミアリーグのスター選手は、誕生日を祝うために1万ポンド(186万円)ほどの笑気ガスを購入した。どのクラブでも起きているし、使っている選手のなかには超有名選手もいる。規制薬物に指定されていることを知らない選手もいる。

大麻を自宅に隠し持っているサッカー選手はいないだろうが、多くの選手は自分や仲間のために(笑気ガスの)バルーンを持っている。使用することがどれほど危険なことなのか、彼らは知らないようだ」

笑気ガスの吸引には心臓発作、脳卒中、脳障害のリスクがあり、長期間使用した場合にはうつ病、記憶喪失、失禁、幻覚、神経損傷も引き起こしうるとのこと。

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もし、有罪判決を受ければ、薬物に厳しいアメリカやサウジアラビアでプレーすることもほぼ不可能になるとも。

ただ、定期的に行われている薬物検査で検出される可能性が低く、コロナ禍のロックダウン時から使い始めた選手も多いという。

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