日本代表は3日に行われたイランとのアジアカップ準々決勝に1-2で敗れて敗退が決まった。
イランはエースFWメフディ・タレミがラウンド16のシリア戦で退場になっており、得点源が出場停止で不在だった。
『Varzesh3』などによれば、そのタレミは、自分の退場(不在)が日本戦勝利の秘密だったなどと語ったという。試合後に語ったというインタビューの一部を抜粋してみる。
「今日の試合では、ご覧のように選手たちはとても熱心にプレーした。3日前に120分間を戦った選手たちが、日本よりも少ない休みのなかで、熱意と実力によって最高の試合を見せることができた。非常にいい、堅実な試合をプレーし、最終的に勝つことができた。
これまでチーム内で何が起こったのかについては話していないし、こういった問題について話すのは好きではないが、試合前夜に選手で集まって話し合いをしたことは言わなければいけない。明日のことを話し合った。話しているとき、私は選手たちの目を見た、彼らの目には勝利の精神が見えた。
私は選手たちがこの1~2年でどれほどのプレッシャーに耐えてきたかを知っているし、彼らの中にそのような感情があることが分かった。我々25~26名とスタッフ以外には、この試合でこれほど上手くプレーして勝てるとは誰も信じていなかったと思う。自分たちだけが我々を信頼していた。
もちろん、イラン国民全員が我々のために祈ってくれていて、彼らの良いエネルギーが私たちを試合に勝たせてくれたが、彼らは心の底では、日本という立派なチームとの試合には勝てないと3~4割は思っていた。だが、ご覧のとおり、我々は決意が強く、すべての心が明確で、自分が何をしたいのかがわかっていたので、自信と信頼を持っていた。 ご覧のとおり、試合後、選手全員が怒っていた。
我々イラン人には、何千年も前から熱意の鉱脈があり、それが沸騰すれば不可能を可能にすることができる。偉大なスターたちを擁する日本には失礼ながら、時にサッカーの状況ではなく、内なるエネルギー、人々のエネルギー、メディアのエネルギーなどが、誰に対しても立ち向かい何でもできるチームを作る」