イングランド・プレミアリーグのリヴァプールは26日、「今シーズン限りでユルゲン・クロップ監督が退任する」と公式発表した。
2015-16シーズンの途中からブレンダン・ロジャーズ氏の後任としてリヴァプールの監督に就任したクロップ氏。それから8年半に渡ってチームを指揮し、プレミアリーグ優勝やチャンピオンズリーグ優勝など数多くのタイトルを獲得してきた。
今シーズンもプレミアリーグで首位を走っているほか、クラブやファンからの信頼も確固たるものがある状況であったものの、本人の意向によって今季限りの退任が決まったとのことだ。
クラブ公式サイトに掲載されているインタビューの内容によれば、クロップ監督がリヴァプールに退任の意向を伝えたのは昨年11月であるとのこと。
2026年まで契約を残しながらの途中退任という決断に至った理由については「個人的な状況」だと明らかにしており、スタッフやクラブのためにも早めにそれを発表したかったとのことである。
クロップ監督は「これから少なくとも1年間はクラブや代表チームの監督を務めるつもりはない。もうそのエネルギーがないし、不可能だし、やりたくもないし、できない。それだけだ」とコメントしている。
ただ、今シーズン終了までのリヴァプールを指揮することについては「全く問題ない」と話したほか、この発表がチームに悪影響を与える可能性については「それは理解できるが、影響を及ぼすかどうかは自分たち次第である」と語っていた。
リヴァプールには現在日本代表の主将を務めている遠藤航が所属していることもあり、日本にも非常にファンが多いクラブである。
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それを長く率いていたユルゲン・クロップ氏、さらにペピン・リンデルス、ピーター・クラヴィッツ(アシスタントコーチ)らスタッフの多くも今季限りで退任することになったそうで、それが来季以降にどのような影響を及ぼすのかが注目される。