毎週木曜に『DAZN』で配信されている「内田篤人のFOOTBALL TIME」。

今回はAFCアジアカップ2023の取材を行うために会場のカタールから内田篤人が出演し、同じく現地でレポートしている佐藤寿人とともに日本代表の試合を振り返っていた。

そのなかで、内田篤人はフィリップ・トルシエ監督が率いているベトナム代表が「試合前のウォーミングアップで全員参加のポジショニング練習」をしていたと話していた。

内田「僕はね、ちょっと早めに行ってウォーミングアップから見てたんですけど。面白いなと思ったんで携帯のカメラを持って撮影してました。

これからJリーグも開幕しますんで…ウォーミングアップを見たら何を準備しているのか、選手が何を落とし込まれているのかがわかる。皆さんにはそれをちょっと見てもらおうと思います。

普通ウォーミングアップって、ポゼッション練習とか、インサイドパスとかやる。もちろんベトナムもこれまでの間にフィジカルコーチのセッションがあったんですけどね。

ただその後フィールドプレーヤー全員を呼んで、『ここにボールが行ったら誰が寄せて、どうラインを上げて、逆サイドに行ったら誰がどこに出ていくのか』という動き方の確認をやっていた。

こういうのを見ると、例えば『相手は5枚で来るな』とかスカウトをするわけだけど、ベトナムの選手がどういう意識を持っているのかもわかる。

ボールを奪ったらバッと広がって、ウイングはどれくらいの高さに行って…とポジション取りの確認をしている。

そして、自分たちのボールを動かすときのシミュレーションもやるんですよ。ウイングがどれだけ高い位置を取るのかとかね」

佐藤「これはThis is トルシエだなと思います。ボールを手で投げて、ファーストディフェンダーが誰が行くのか、どのように絞るのか、どう後ろが動くのかというのは。

僕はU-20の時、トルシエ監督がA代表でやっていたものと同じトレーニングをしていたので。全員でやると絵的にシュールだなと思いながらやってましたけど(笑)。

それをこのアジアカップの舞台でもやるというのはまさにトルシエです。ただ、僕のときは奪うところまでだったので、そこから攻撃への切り替えまでやっているのは新しいパターンで、ブラッシュアップしているのかなと」

なお、佐藤寿人は「そのウォーミングアップの情報、試合前にくださいよ。ピッチレポートに入れられるから」と話していた。

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そしてJリーグを見に行くサポーターに対して、内田篤人は「お互いのチームのウォーミングアップを見て戦術や動き方を確認すると試合の入りが面白くなるんじゃないかと」と勧めていた。

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