今冬のマーケットで浦和レッズからディナモ・ザグレブに期限付き移籍することになったDF荻原拓也。金子拓郎に続き、クロアチアでキャリアを進めることになった。
合流したあとには日本からの書類の遅れ、足首の怪我、さらにインフルエンザといろいろな問題に直面したものの、今はトレーニングにも参加して落ち着いているという。
16日に『germanijak』に掲載されたインタビューによれば、荻原拓也はディナモ・ザグレブでのプレーを以下のように語っているとのこと。
「ディナモ・ザグレブがどんなクラブかは知っていたよ。豊かな伝統と歴史があって、UEFAチャンピオンズリーグに出場している。これは僕にとって、キャリアの次のステップとしてチャンスだと思っていた。
ヨーロッパでプレーした経験があるチームメイトからも聞いていたんだ。クラブのすべてが素晴らしく、コーチも仲間も優れていると。いい機会だと思ったんだ。(金子拓郎とは)Jリーグで知り合いだったけど、ディナモ・ザグレブについて話したことはなかったよ。
(時速36kmで走ったことがあるとか?金子拓郎より速い?)レースはしたことがないよ(笑)。彼よりも速いかどうかはピッチに出てみないとわからない。
ここの環境は理想的だよ。チームメイトに金子拓郎がいて、通訳のケンもいる。マネージャーもこの数日クロアチアに来て手助けしてくれた。チームメイトもコーチも受け入れてくれた。
ヨーロッパでプレーするのは長い間夢見ていたことだし、その準備をしてきた。英語も勉強したし、みんなとコミュニケーションも取れる。それは嬉しいことだね。ストレスも感じていない。食べ物も美味しい。何の問題もない。
(サッカーで憧れのアイドルは)アルフォンソ・デイヴィスだよ。僕にとって彼は左サイドのアイドルだ。あとはリヴァプールのアンディ・ロバートソンだね。
(日本代表に行きたい?)もちろんそれは誰にとっても夢だし、その目標には近づいていると感じている。それがヨーロッパに来た理由でもあるし、ステップを踏んでA代表のメンバーになりたい。ディナモ・ザグレブでそれを達成できると信じているよ。
(車の運転はどう?ケンが今は送り迎えしているようだけど)ケンが運転してくれるよ(笑)。自転車で練習場などを回っている。引っ越しはまだしていないけど、アパートはすでに決めた。
トレーニングは自転車で行くか、あるいはケンに乗せていってもらうかだね。歩きでも通える。スタジアムの近くに住む予定だし、自転車でザグレブを楽しみたいんだ」
すでに住むところを決めており、自転車で通えるような場所にアパートを借りたという荻原拓也。英語でのコミュニケーションもあまり問題ないという。