アジアカップの優勝候補になっている日本代表は、14日にベトナムとのグループステージ初戦を戦う。

そのベトナム代表を指揮するフィリップ・トルシエ監督は、かつて日本代表を率いた経験を持つ。

トルシエ監督といえば日本代表監督時代に「フラット3」が代名詞となったが、2023年3月に就任したベトナム代表では、一貫して3-4-3システムを使用している(9試合で4勝5敗)。

ベトナム代表は2023年1月まで指揮したパク・ハンソ監督のもとでも3バックや5-3-2システムで戦っていたが、地元紙『Báo Dân Việt』は、このように伝えている。

「トルシエ監督は、日本代表時代に使っていたプレースタイルをベトナム代表にも徐々に適用した。そのプレースタイルは、プレーの主導権、プレスの方向性、攻撃の組織などの点で、パク・ハンソ監督とは大きく異なるだろう。

トルシエの3バックは、パク監督の3バックとは根本的に異なる。パク監督は守備を優先する5-3-2フォーメーションを好み、中央のセンターバック1枚は常に他の2人よりもかなり低い位置にいて、カバーの役割を果たしていた。一方、トルシエの3バックは、ほぼ水平にプレーし、相手がボールを持っているときは積極的にアプローチするが、“キルキャッチ”スタイルのマークはしない。

理論的にはトルシエの3-4-3はパクの5-3-2よりも攻撃的な試合展開になる」

格上の日本相手にも3-4-3で挑んでくるのか注目だ。

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なお、トルシエ監督は、2019年のインタビューで「ベトナムサッカーは日本サッカーと同じレベルではないが、20年前の国際レベルで比較すると、現在のベトナムサッカーは日本と似ている」とも話したことがある。

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