水曜日の夜にサウジアラビアで行われたスペインのスーペルコパ準決勝、レアル・マドリー対アトレティコ・マドリー。

中東の地で行われる異例のマドリー・ダービーは様々な事件が発生。キックオフ前には先日亡くなったフランツ・ベッケンバウアー氏への黙祷が行われたものの、その途中にブーイングが起こるという場面があった。

さらにこの試合でゴールを決めたアントワーヌ・グリーズマンは、これがアトレティコ・マドリーの最多得点記録を更新する歴史的なものに。

そして3-3で迎えた延長戦で2ゴールが決まり、5-3と合計8回もネットが揺らされるエキサイティングな内容にもなった。

ただ、その中で非常に難しい立場になっていたのがレアル・マドリーのMFトニ・クロース。

彼はガブリ・ベイガが若くしてサウジアラビアに移籍したことに対して苦言を呈したことがあった。決まった際には「恥ずかしい」とコメントし、それが炎上したあとにも「サウジアラビアでは全てがお金を中心として展開されているし、人権意識も欠如している」と火に油を注いだ。

そのためこの試合ではサウジアラビアの観客からずっと口笛を鳴らされるなどブーイングのターゲットになってしまったのだが…試合後のクロースはSNSにこう投稿した。

「今日は楽しかった!素晴らしい雰囲気だ」とブーイングを全く気にしていなかったことを示唆した。

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なおこの試合でもトニ・クロースは95%のパス成功率を記録。プレーの内容としても雰囲気に全く影響されていなかったという。

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