現在V・ファーレン長崎とサントスの間で大きな問題となっている、ファビオ・カリーレ監督の契約問題。
昨年の段階で長崎と2024年の契約を結んでいたカリーレ監督であるが、12月20日にサントスへと移る意思を示し、その後就任記者会見も行った。
しかしながら長崎側は「正式なオファーを受けていない」と抗議声明を発表し、カリーレ監督がサントスとの間で二重契約状態にあることを訴えた。
もしサントスがカリーレ監督と長崎の間で結ばれている契約を解除しようとするのであれば違約金の支払いが必要になり、その額はおよそ700万レアル(およそ2億円)になると伝えられている。
ただ、昨年2部へと降格してしまったサントスはその違約金の支払いが難しい状態にあり、もし長崎がFIFAに訴えた場合大きな処罰を受ける可能性がかなり高い。
『BOLAVIP』によれば、そのためサントス側は現在なんとか違約金を支払うためにいくつかのプランを考えているとのこと。
一つは、違約金を分割払いで受け付けてくれるよう提案すること。
もう一つは現在所属している選手を急いで売却することで資金調達を行うというプラン。
さらにアイデアとして「不要になっている選手を長崎に提供することで違約金の代わりとする」という計画を考えているとのこと。
長崎に譲渡が提案される可能性がある選手は、イヴォネイ、ルーカス・リマ、スティベン・メンドーサ、ジオゲネス、パウロ・マゾチ、ヴィニシウス・バリエイロ、エジ・カルロス、カドゥ、ペドリーニョ・スカラムーサだと伝えられている。
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ただ、その場合特にブラジル代表経験があるルーカス・リマやコロンビア代表FWのスティベン・メンドーサなどがJリーグの2部に行くことを納得するかどうかという点がかなり問題になるとも。