24日に行われたプレミアリーグ第18節アーセナル戦に1-1で引き分けたリヴァプール。
フル出場した日本代表MF遠藤航はロングフィードでチャンスを演出するなど攻守に躍動した。『Liverpool Echo』では、遠藤の活躍についてこう讃えている。
「今夏、守備的MFの補強を行ったリヴァプールとアーセナル。ガナーズがデクラン・ライスに1億ポンド(180億円)をつぎ込んだ一方、モイセス・カイセドとロメオ・ラヴィアの獲得に失敗したユルゲン・クロップ監督は、無名だった1625万ポンド〈29億円)の遠藤航に目を向けた。
両者を直接比較するのは不公平だろう。30歳の遠藤に比べてライス(24歳)は比較的若く、イングランドでのプレー経験もある。
実際、遠藤にとってプレミアでの先発出場は6試合目にすぎなかった。だが、この日本代表は出場する度に成長を続けており、ライスと互角以上に渡り合っていた。
序盤にアーセナルに振り回された選手はひとりだけではなかったが、遠藤はリヴァプールが試合の足掛かりを掴むのに不可欠な存在だった。彼のハイプレスでクロップのチームはテンポを刻み始め、相手を押し込んだ。
また、遠藤はファビーニョ的な戦術的ファウルもいとわない。前半終盤に危険なガブリエウ・マルチネッリを止めた際には喜んでイエローカードを貰った。イエローを貰いながら残り時間をうまく乗り切ったので、このようなゲームマネージメントはますます印象的なものになった。
エジプト代表モハメド・サラーがアフリカネーションズカップで離脱することが注目されているが、アジアカップによる遠藤の不在もますます感じられることになるはずだ」
180億円のライスと比べても遜色ないプレーだったと遠藤を評価している。
そのうえで、アジアカップ出場で離脱した場合にリヴァプールに与える影響を懸念しているようだ。