現在春秋制から秋春制への移行が議論されているJリーグ。寒冷地における雪の対策など多くの課題は残しているが、過半数を超えるクラブが賛成票を投じたと伝えられている。

今回は「いま春秋制で行われている世界の有力リーグ」をまとめてみた。なお、南米やメキシコで多い「前期+後期リーグ」のシステムを使っている地域は除いている。

ノルウェー

昨年2月に行われたボド/グリムト対セルティックの試合。ピッチ外に退けられた雪の量が多かった

1部リーグのチーム数:16

ノルウェーの1部リーグに当たるエリートセリエン。1962年まではホーヴェドセリエンとして秋春制で行われてきたが、8チームごとの2グループで開催されるというシステムだった。

そして1963年からは1つのディヴィジョンに統合されることが決まり、1961-62シーズンを15ヶ月間行った。しかも16チームの戦いの末に8チームが降格するというなかなかのレギュレーションで、あまりの長さに「マラトンセリエン(マラソンリーグ)」トモ呼ばれたとか。

なお、1963年からは昇格2チームを加えた10チームで新たに春秋制のリーグが行われている。現在は16チーム制。