チェルシーが獲得選手と異例の長期契約を結ぶようになったのはベーリー氏のオーナー就任以降のこと。

『CBS』は、ベーリー氏がMLBでお馴染みの長期契約をチェルシーに持ち込んだとしている。

「チェルシーで面白いのは、常に成功レベルで前オーナーを上回りたいということ。出来るだけ早くトップに立つために、アメリカスポーツ界で学んだ教訓をイギリスで実践している。それこそああいう契約になっている理由だ。ベーリーが野球界で学んだのは、選手と長期契約すれば、より長期間に金を分散できるということ。そうすることで収益、収入、キャッシュフロー、そして、理論的にはFFPにも貢献する」。

MLB選手の契約期間があれだけ長くなるのも実際に10年後までプレーするかというよりもコストの分散という側面もあるようだ。

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ただ、チェルシーの長期契約手法は形骸化しうる。UEFAが2023年7月から移籍金の分割期間は最長5年と規定したためだ(遡及的な適応はされない)。

契約期間自体はこれまで通り各国の規定に基づく(5年以上もありえる)が、移籍金の支払いを5年以上に延長することはできない。契約を延長することでコストを分散させることはできるが、その延長期間も5年未満に定められた。

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