ボヤン・クルキッチ

クラブでの成績:398試合81ゴール

代表での成績:1試合0ゴール

リオネル・メッシよりも3歳年下のボヤン・クルキッチ。バルセロナの下部組織では凄まじい成績を残し、「メッシを超える天才」と高く評価された。小柄で技術が高く、そして得点力に優れる。まさにラ・マシアの系譜を継ぐ人物だと。

17歳と19日でトップチームにデビューし、メッシが持っていた最年少記録を更新。1990年代生まれの選手として初めてチャンピオンズリーグでゴールを決めた。そしてデビューシーズンで10ゴールを決め、ラウール・ゴンサレスの記録を更新した。

だが、残念ながら彼のキャリアにおいてはこれが頂点であった。スペイン代表にも選ばれたものの、そのプレッシャーに耐えられず不安障害やパニック障害を患ってしまったのだ。さらにメッシ、ビジャ、ペドロが彼のレギュラー定着を阻んだため、2011年に退団を余儀なくされる。

それからは世界の様々なクラブを渡り歩くことになったが、残念ながらメッシを超えると言われたポテンシャルを取り戻すことはできず。今年32歳で現役を引退することになった。