清水エスパルスは6日、秋葉忠宏監督と契約を更新し、2024シーズンも引き続き指揮を執ることになったと発表した。

秋葉氏は1975年10月13日生まれの48歳。1994年に市立船橋高校からジェフユナイテッド市原でプロ入りし、1996年には日本代表としてアトランタ五輪に出場。その後2010年まで現役を続け、ラスト2年間を過ごしたSC相模原ではチームがまだ神奈川県リーグに所属していたこともあり監督兼選手としてプレーした。

引退翌年の2011年から水戸ホーリーホックで本格的に指導者キャリアをスタート。2014年からは日本サッカー協会(JFA)でナショナルコーチングスタッフを務め、2016年のリオデジャネイロ五輪ではコーチとして手倉森誠監督を支えている。

2020年から2022年にかけて監督を務めた水戸では「This is Football!」などの名言が話題に。今年清水エスパルスのヘッドコーチに就任し、4月3日に解任されたゼ・リカルド監督に代わり指揮を執っていた。

チームはプレーオフの末に惜しくも1年でのJ1復帰を逃したものの、19位から挽回した監督としての能力をクラブは高く評価したとみられる。以下は契約更新が決まった秋葉監督のコメント。

「2023シーズンのリーグ戦ではあと勝ち点1、プレーオフではあと1ゴールが足りず、J1昇格することが叶いませんでした。シーズンを通してアイスタやアウェイの地にも、J1昇格プレーオフ決勝が行われた国立競技場へも、とても多くの方に足を運んでいただきましたが、皆さんを悲しませてしまう結果となってしまったことを大変申し訳なく思っています。ただ、このまま終わる自分ではありませんので必ず這い上がって見せます。応援してもらえるクラブ、チームになるよう尽力してまいります。2024シーズンもエスパルスファミリーが一丸となって戦い抜きたいと思いますので、引き続き、熱い熱い後押しをいただけますと嬉しいです」

ファン・サポーターに向けてXのクラブ公式アカウントでも動画でメッセージを送っている。

秋葉監督が就任した第8節以降、優勝したFC町田ゼルビアを上回るJ2最多のペースで勝ち点を積み上げた清水(※35試合で勝ち点69)。

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充実した戦力をどこまで維持することができるかは未知数だが、J1からの降格が1チームのみ(横浜FC)の2024シーズンも昇格有力候補の一つとなりそうだ。

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