かつてバルセロナで長く活躍したスペイン代表DFジェラール・ピケが、『MARCA』主催のビジネス&スポーツ・フォーラムでサッカーの現状について語った。

現在アンドラFCのオーナーを務めながら「キングス・リーグ」という新しいフォーマットのサッカーを展開しているピケ。

キングス・リーグは現役選手やOB、有名人を使ったスモールフィールドのサッカーイベントで、短時間での試合、独特のアドバンテージルールなどでゲーム性を高め、インターネット配信などで人気を博している。

ピケは今回のフォーラムで以下のように話し、サッカーについては見せ方を現代の消費の仕方に適応させなければならないと語ったという。

ジェラール・ピケ

「部屋に閉じこもって、サッカーの試合だけを見て90分を過ごす。それはもう不可能なことなんだ。

もうそれは意味がない。今の子供たちはもうそんなことはしないし、私もやらないよ。

これまでとは消費の仕方がちがうんだ。スポーツは、特にサッカーはそれに適応しなければならないと思うよ。90分間そこにいるわけではないということにね。

以前は他に何もなかったから、閉じ込められて試合を見ていた。そして全体を見ていた。

しかし今では、若者は携帯電話を持って、5分以内にプレビュー、試合のハイライト、そしてSNSの投稿で見ることができるわけだ。

サッカーの魅力が失われているわけじゃない。サッカーが終わったわけじゃない。ただ、彼らは違った方法でサッカーを消費しているということだ」

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若い世代だけでなく、自分ももはや90分間サッカーを見て過ごすことはできないとして、新しい見せ方を考えていかなければいけないという。

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