今年1月に性的暴行の疑いで逮捕された元ブラジル代表DFダニ・アウヴェスに対し、スペイン検察が懲役9年を求刑したとのこと。
かつてバルセロナやユヴェントス、パリ・サンジェルマンなどで活躍したダニ・アウヴェスは、昨年12月にナイトクラブのトイレで女性を性的暴行したとして逮捕されていた。
ダニ・アウヴェス側は合意の上での行為であったと主張しているものの、被害者の女性は抵抗したものの暴力的な態度で性交を強要されたと訴えている。
また、ダニ・アウヴェス側はこの事件が発覚した際に「被害者と面識はなく、性行為はしていない」と嘘の証言をしていたことを認めている。その理由は「妻にバレると離婚される」と心配していたからだそうだが、結局この事件を受けて破局している。
スペインの法律においては昨年新たに性的同意法が施行されており、オンラインでの嫌がらせ行為や痴漢、性的暴行まで最長15年の懲役刑が言い渡される可能性があった。
そして今回『AFP』などが伝えたところによれば、ダニ・アウヴェスに対してスペイン検察は懲役9年、賠償金15万ユーロ(およそ2400万円)、さらには10年の執行猶予を求めているとのことだ。
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ダニ・アウヴェスは現在もバルセロナ郊外にある刑務所で身柄を拘束されている状況だが、彼が証言をこれまで4回変更していることもあり、まだ裁判の日程については決まっていないという。