当然、国内のJリーグのチームさんからも練習参加してくださいとか、興味があるっていう話はいだいてたんですけど。
どっか1個(1チーム)に行くことになるとそれで噂が立っちゃうし、駆け引きも始まっちゃうし、雑念が入ってきちゃうんで、雑音が。
だから、ちょっとJリーグの皆さんには本当に失礼な対応だったと思うんですけど、 今回はちょっとノーコメントにさせてくださいっていうのをずっと貫いていて。
粛々とそういう当たりがあるかどうかはパートナーの方をひとり置いてやった時に何チームか来て、たまたま練習参加したのがそのブレーメンだったんですけど。
その時も評価がまあまあ良かったのと、その後、4月あたりでしたかね、ヨーロッパ遠征した時に向こうも見に来てくれて。6月ぐらいにオファーをいただいたとそんな流れなんで。
恵允については本当に能力的にもどちらかと個人の特徴がある選手で。もう本当ゴリゴリのパワー系なんですよ。
運動量があってあの前線のチェイシングもかけれるしという中で、課題は逆にちょっと上手さがなかったり、オフザボールの時のポジショニングがちょっとちょっと悪かったりってのは、まだまだ課題であるんですけど。
もしかして、国内だと逆にサブとかその上手くない場所がネックになっちゃって消えてっちゃうかなっていうのもなんとなくあって。
海外だったらもう本当に個人の力で勝負できるし。逆にどんどん吸収するタイプだから、もしかしてそういうもの吸収してっちゃうかなと。
もっと言えば、結果で覆していくタイプっていうか。多少下手だなと思ってもまた点とったよとか、そういう力を持ってたんで。本人ともよく話をしながら進めたっていうね。
Jリーグよりも海外向きなタイプということも大きかったようだ。
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また、栗田監督は若い選手のなかでJリーグの魅力が下がっているのではという問いには、それよりも世界との距離が近くなった、海外でチャレンジしようという気持ちを抱きやすいということの方が大きいのではなどと答えていた。