ジダン:レアルのフロレンティーノ・ペレス会長は、選手が25番、30番、35番をつけるのが嫌いなんだ。
彼は昔ながらの人だった。GKは1番で、(フィールドプレイヤーは)11番までにする。そんな感じさ。
私が加入した際、レアルで5番をつけていたDFマノロ・サンチースが引退した。
で、会長に言われたんだ。『1から10の番号を欲しくないか』ってね。私は『そうですね』と言って、5番を選んだ。
なぜなら、彼が25、30、35番を好まなかったからね。彼はこう言っていたよ。『それはサッカーではない、アメリカンフットボールだ』ってね(笑)で、5番になったんだ。
メッシ:あまり選択肢がなかったんですね。
ジダン:そうなんだ。『頼むよ』って彼から言われてね。私は『初日だし、イエスと言おう』と思った。
でも、最終的には5番も私のなかで強いものになった。マドリーでの歴史でね。
10番もいいけれど、5番もだね。ユヴェントスでの21番はあまり覚えていないな。
スペインリーグはトップチーム選手の背番号が原則的に25番までと定められている(1、13、25は基本的にGKが着用。メッシがバルセロナデビュー時に30番だったのは、まだトップ登録ではなかったため)。
レアルのペレス会長は選手が大きな番号をつけるのはアメフトみたいだと嫌がっていたとか。そのため、ジダンは10番までの番号のなかで空いていた5番を選ぶことをほぼ強制されたそう。
ユーヴェの21番はあまり覚えていないというのはちょっと悲しいが、ジダンは意外にもクラブでは10番をつけたことない。