日本サッカー協会(JFA)とオフィシャルサプライヤーのアディダスジャパンは8日、育成年代の選手を対象にした「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」を立ち上げることを発表した。

JFAとアディダスの価値共創の活動の一環として立ち上げられた今回のプロジェクト。心身の成長著しい育成年代の選手に充実した環境と世界基準のトレーニング機会を与え、「世界基準の選手」に育てることを目的に実施される。

その第1弾として11月20日(月)~12月3日(日)に、久保建英が所属するスペインのレアル・ソシエダに4名の選手が行き、同クラブの練習に参加する予定だという。

また、11月26日(日)~12月10日(日)には、ドイツの絶対王者であるバイエルン・ミュンヘンに6名の選手を派遣予定。各クラブで活動する選手は、以下の通りとなっている。

育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD 参加予定選手

レアル・ソシエダ 参加予定選手

DF:大島琉空(オオシマ リュウア)

所属:VIVAIO船橋SC/2008年8月23日生/176cm/62kg/中学3年生

「自分にはボールを持った時にゴールへ向かうドリブルや仲間をうまく使って前に行く特長があります。一方で、パスの質に課題を感じています。レアル・ソシエダは選手たちのパス等、技術の質が高いので、そこをできるだけ吸収し、早く周りの質に追いつき、追い越せるようにしたいです。課題を克服することで、今ある特長がさらに生かせると確信しています。今回のプログラムでもできるだけ早く、環境やピッチに適応して自分の特長を生かせるようにしたいです」

FW:安西来起(アンザイ ライキ)

所属:さぬき南中/2009年3月15日生/176cm/68kg/中学3年生

「今回、レアル・ソシエダというとても有名なクラブに短期留学するにあたって、さまざまなトレーニングやゲームを通して自分自身の長所を伸ばし、短所を長所に変えていけるよう成長をし、現地の言語を理解してクラブの選手たちやスタッフたちとたくさんコミュニケーションを取りたいです。そして、日本とは異なる現地の文化を知り、理解していくことができたらいいと思います。この2週間で色々なことを経験できるように自らチャレンジして、終わった時にまた一つ成長できるようにしたいです。このような活動に参加させてもらった感謝の気持ちを持ち、自分が将来海外でプレーする時に良いイメージを持てるように頑張っていきたいです」

FW:神代慶人(クマシロ ケイト)

所属:ロアッソ熊本ユース/2007年10月25日生/177cm/69kg/高校1年生

「今回のプログラムに参加させてもらえることをとてもうれしく光栄に思います。現地でのトレーニングやゲームでは積極的にプレーし、自分の武器であるシュートやトップでボールを収めることが通用するのかを試したいです。長所を最大限に発揮して成長につなげます。言葉の壁がありますが、自分からコミュニケーションを取り、海外でプレーするイメージを持てるように頑張りたいと思います」

DF:小浦拓実(コウラ タクミ)

所属:アビスパ福岡U-18/2007年5月9日生/173cm/67kg/高校1年生

「今回このような自分の成長につなげられる場をつくってくださった関係者の皆さまに感謝しながら海外の選手とプレーし、日本では味わえないものを吸収して、これからのサッカー人生に生かせるように、積極的にチャレンジ精神を持ってプレーしたいと思います」