日本サッカー協会(JFA)は21日に2023年度の第9回理事会を開催。

この中で、神奈川県川崎市を拠点に活動する街クラブ「さぎぬまサッカークラブ」を特別表彰することを決定した。

昨年開催されたカタールワールドカップに、権田修一、板倉滉、三笘薫、田中碧という4名の同クラブOBが出場。

特にスペイン戦では、三笘の“1mm”アシストから田中の決勝点が生まれ、「鷺沼兄弟」として彼らの名前とともに出身クラブであるさぎぬまSCも大いに注目された。

今回、JFAは特別表彰の理由について以下のように綴っている。

さぎぬまサッカークラブは、FIFAワールドカップカタール2022に日本代表として出場し活躍した権田修一(清水エスパルス)、板倉滉(ボルシアMG/ドイツ)、三笘薫(ブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC/イングランド)、田中碧(フォルトゥナ・デュッセルドルフ/ドイツ)の4選手が小学生時代に在籍していたクラブである。権田選手を除く3選手は小学校卒業までに他クラブへ移籍し、その後、4選手とも国内外の有力クラブで活躍している。
同クラブは、JFAが推奨する、移籍の自由をはじめとする「プレーヤーズファースト」の方針を掲げ、長年にわたってそれを実践している。そのような方針の下で選手を育成し、上記4選手の日本代表として成長する道筋をつけた。また、同ワールドカップにおける4選手の活躍が地域の活性化にもつながった。これは、JFAが推し進める、タウンクラブの姿が体現された顕著な例として大いに評価でき、特別表彰に値する。

板倉、三笘、田中の3名は、小学生の時にさぎぬまSCから川崎フロンターレU-10へ移籍し、さらなる成長を遂げていった。そうした育成年代での“バトンリレー”に関してJFAは高く評価したようだ。

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さぎぬまサッカークラブのような小さな街クラブ一つ一つが、ドイツを相手に連勝するようになった日本サッカーを支えている。

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