先日行われたUEFAチャンピオンズリーグのACミラン対パリ・サンジェルマンで話題になった「偽札事件」。
2021年にミランとの契約を更新することを拒否してパリ・サンジェルマンへと移籍したGKジャンルイージ・ドンナルンマに対し、サポーターがスタンドから数多くの偽札を投げ込んだのだ。
サン・シーロに舞ったその偽札にはドンナルンマの顔写真が印刷されており、「傭兵野郎」と書かれていたほか、数字は「71」(価値のない男という意味)になっていた。
さらに彼がボールを触るたびにスタンドからは大きなブーイングが発せられ、かなり緊迫した雰囲気になっていた。
そして、驚くべきことにミランのウルトラスである「クルヴァ・スッド」は、この偽札を販売してチャリティーにしていると宣言したのだ。
「スタジアムの外には、ドンナルンマを暖かく歓迎するための偽札が書かれた同人誌が置かれている。
この同人誌の販売で得た収益については指示がある。我々はお金を集め、サッカースクールに寄付するつもりだ。
彼のような価値のない、価値観を持っていない選手を二度と育成しなくてもいいようにね」
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なお、サン・シーロの周りではミランのファンによってパリ・サンジェルマンのファンが刺される事件が発生。クラブが暴力を非難する声明を発表しなければならない事態に発展していた。