月曜日に行われたバロンドール表彰式において自身8度目となる同賞を獲得したリオネル・メッシ。
自身がアルゼンチン代表最後の舞台として臨んだカタールW杯で優勝を果たしたという実績が大きく影響し、多数の評価を獲得した。
ただ、その一方で所属していたパリ・サンジェルマンではキリアン・エムバペほどの影響力はなく、年間のゴール数でも前述のエムバペやアーリング・ハーランドに10ゴール以上の差をつけられている。
『RMC』の番組に出演した解説者の元フランス代表MFジェローム・ロテンは、メッシが受賞したことに対して以下のように話したという。
ジェローム・ロテン
「(メッシがバロンドールを獲得したことは)恥ずかしいことだ。もちろん恥ずかしいよ!
私から見れば、アーリング・ハーランドが受賞すべきだったと思う。
2022年夏から2023年夏までの間、どんな基準を当てはめればメッシが他の選手よりも優れていると考えられるんだ?
彼がナンバーワンであるという基準はない。たとえワールドカップで優勝したとしても、トロフィーの数はアーリング・ハーランドに及ばない。
アーリング・ハーランドはマンチェスター・シティでまさにすべてを勝ち取った。そしてハーランドはノルウェー人なのでワールドカップに基づいて評価されることはない。
ハーランドはすべての記録を破っていたんだ。メッシはパリ・サンジェルマンでも他の選手を上回っていない。彼はクラブで最高の選手ですらなかった。
世界最高の選手であるはずのバロンドールを獲得しながら、所属クラブでさえ最高の選手ではなかったというのは問題だ。
ここ3~4年、メッシは世界最高の選手ではなかった。そしてその4年間で2度のバロンドールを獲得した。
我々はその狂気を止めなければならないよ。私にとってはこれは恥ずかしいことだ。自分の目が信じられないよ」
クラブレベルではパリ・サンジェルマンで絶対的な存在ではなく、アーリング・ハーランドのほうがタイトル数でも記録でも上回っている…とのこと。
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ロテンは元々リオネル・メッシに対して非常に批判的な解説をしていたこともあり、このバロンドール受賞についてはいろいろ言いたいことがあるようだ。