ついに悲願のJ1昇格を成し遂げたFC町田ゼルビア。

先週末は、29日(日)にホームの町田GIONスタジアムでツエーゲン金沢戦と対戦。すでに前日の試合結果によりJ2初優勝が決まっていたが、U-22日本代表MF平河悠のゴールできっちりと勝利し、試合後の優勝セレモニーに華を添えた。

町田は日が明けて30日、改めて「J2優勝決定」に関するリリースを配信。その中で、黒田剛監督は以下のように語った。

「この度、我々FC町田ゼルビアがJ2優勝を果たすことができました。新しい町田の歴史を刻めることをとても嬉しく思います。

第10節から首位を走り続けてきましたが、追われる立場の辛さや苦しみを何度も経験し、多くの危機を乗り越えてきました。首位の時期は長かったですが、いつ追い越されるかわからないという大きな不安とプレッシャーと戦いながらここまで必死にやってきました。

我々が日々築いてきた『日常の努力』が、必ず身を結ぶと信じて選手たちがしっかりそれに応えてくれました。どんな時も誠実に向き合い全力でやり切ってくれた、そんな素晴らしい1年であったと感じています。

『J2優勝、J1昇格』というこの目標に向かって選手たちがブレることなく懸命に頑張ってくれた成果です。そしてこの町田というクラブが目標を達成できたのは、やはり長期に渡って応援してくれた温かいファン・サポーターに恵まれたこと、そして多くの方に見守られ、その想いを感じながらシーズンを過ごせたことが大きいと考えています。

私達はスタート地点に立ちました。来季はJ1 1年生として、夢中になって走っていきたいと思っています。今後とも温かいご声援をよろしくお願いいたします。本当に有り難うございました」

Jリーグでの監督1年目で見事なマネジメント力を発揮し、チームを初のJ1へと導いた黒田監督。

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53歳の指揮官が、来季どのようなチームでJ1の舞台に挑むのか。このオフの町田の動きにも大いに注目したい。

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