ユヴェントスでプレーしているイタリア代表MFニコロー・ファジョーリが、違法賭博を行ったことにより7ヶ月の出場停止処分を受けることになった。
先日、法律で認められていないプラットフォームを使ってギャンブルをしたことが判明したファジョーリ。
サンドロ・トナーリ(ニューカッスル)から違法なギャンブルの方法を教わったというファジョーリはギャンブルによって多くの損失を出しており、借金を重ねていたとのこと。
『Tuttosport』は今回イタリアサッカー連盟の尋問で記録された文書を入手したと報告し、ファジョーリのギャンブル中毒の状況を伝えていた。
ニコロー・ファジョーリ
「夜になっても眠れなくなった。借金が増え続け、それを埋め合わせるためにさらにギャンブルをした。
ギャンブルの胴元からも借金をして、『足を折るぞ』とも脅迫された。借金が多すぎて勝っても返済できなかった。
ユヴェントスではユース時代からサッカー選手はギャンブルをしてはならないと警告される。僕もクレモネーゼやユヴェントスには賭けたことがない。
昨年9月の時点で25万ユーロ(およそ3900万円)の借金を抱えていた。母に時計を買いたいと言ってチームメイトからお金を借りた。フェデリコ・ガッティは4万ユーロ(およそ600万円)を渡してくれた。ドラグシン(現ジェノア)も貸してくれた。彼らは僕がお金を借りた本当の理由は知らない」
ファジョーリは自身のギャンブルを認めた上、検察の捜査に協力するという司法取引に合意したことで出場停止は7ヶ月に減刑されることになった。
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そして、ファジョーリはその後自身のInstagramで「メディアでは虚偽の報道が行われており、くだらない新聞が僕について書いている。その件についてはすぐに話す」と投稿しており、それはもしかしたらこの尋問記録のことかもしれないと言われている。