アヤックス、バルセロナ、バイエルン・ミュンヘン、マンチェスター・ユナイテッド、そして、オランダ代表の指揮官を務めたルイス・ファンハール元監督。
オランダ人は率直な物言いをするとされているが、同じオランダ人であるロビン・ファンペルシーがあまりの冷酷さにショックを受けるほどファンハール氏は歯に衣着せぬ人物だ。
2009~2011年に指揮したバイエルンでは選手を泣かせることもあったとか。
『Record』によれば、当時バイエルンでスポーツディレクターを務めたクリスティアン・ネアリンガー氏がこんな話をしていたそう。
「彼の分析にはリスペクトがあり、それほど攻撃的なものではなかった。だが、なかには泣いてしまう選手もいた。
欠点は容赦なく指摘され、どんなミスパスも議論される。
その結果、ネガティブなアクションが細部まで徹底的に調査されることを恐れて、ピッチ上でリスクを冒そうとする選手はほとんどいなくなった。
彼はいるだけでとてつもないプレッシャーを放つことができた。彼とその在り方がバイエルンの将来的な成功の基礎になったと私は信じている」
プロ選手を泣かせるほど指摘をしていたそうで、リスクのあるプレーがなくなってしまったとか。
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ただ、その一方でその後の成功の基盤になったとも感じているようだ。