先日32歳で現役を引退したエデン・アザール。今回は彼のように「若くしてスパイクを脱ぐことを選択した世界的スーパースター」をご紹介する。
エリック・カントナ
1997年にエリック・カントナが突然現役を引退したとき、まだ30歳だった。マンチェスター・ユナイテッドでまさに王様のように振る舞うことが出来ていた「キング」は、間違いなく当時のイングランド・プレミアリーグで最高の選手だった。
リーズから加入して以来90年代のクラブの成功において起爆剤となり、26年ぶりのリーグ優勝の立役者になった。その不遜な振る舞いはまさに「カリスマ」であり、周囲に自信を与えられる稀有な存在だった。
ただ、その引退すらも彼らしいものでもあった。サッカーで満たされた彼は俳優の世界に飛び込むことを決め、そこでもある程度の成功を収めた。