「僕なんかも装飾品はもちろんですけど、試合前にちゃんと爪を短く切れているかどうかをチェックします。

爪が長いままプレーするのは自分も危ないし、他の選手を傷つけてしまうこともあるんですよ。

実際に長い爪の時にマッチアップしたら、ガザッと削ちゃって、相手の皮が爪にぐちゃと付いてるみたいな時もあるんでね。

相手をリスペクトするっていうのは、スポーツを楽しむためのまず最初の非常に大事なところなので。

そこは僕も意識しているし、子供たちも最低限意識しなきゃいけないなと思います」

実際、2004年にパウロ・ディオゴという選手がゴールセレブレーションをした際、結婚指輪がフェンスに引っ掛かって指を切断するアクシデントが発生。失った指を探していた彼は審判から遅延行為でイエローカードを提示されたうえ、指の接合手術にも失敗し、第一関節から切除するはめに…。この事件も契機になり、2006年から装飾品の着用が禁止されることになった。

【関連記事】信じられないような怪我で離脱した10名の選手

なお、吉田によれば、ドイツではクラブの経営を守るためにも、選手の離脱期間が6週間以上になると給与が出ないそうで、選手個人で保険に入るとか。一方、英国では怪我の離脱期間が1年以上になっても、ずっと給与が出るそう。

【厳選Qoly】日本代表の2024年が終了…複数回招集されながら「出場ゼロ」だった5名

大谷翔平より稼ぐ5人のサッカー選手